スポンサーサイト

スポンサー広告
-- /-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

イ・ビ・ツなトライアングル(21)

イ・ビ・ツなトライアングル(小説)
08 /22 2011
始めはうつむき加減で暗かったサヤカちゃんの表情だったが、
一緒に回っていくうちに次第に明るくなっていった。

私も次第に3人で回ることが楽しくなって、
タカユキ君とのデートだと言うのを忘れそうなくらいサヤカちゃんと遊園地を楽しんだ。


帰宅への集合時間が差し迫った頃、私たちは最後の乗り物、観覧車に乗った。

「今日は楽しかったね、サヤカちゃん」

「はい!本当にありがとうございました」

そう言ってサヤカちゃんはほほえんでくれた。

しかし、その後表情がみるみるうちに暗くなり、今にも泣き出しそうな顔になった。

「どうした?何か嫌なことでもあったの?サヤカちゃん」

タカユキ君が尋ねると、サヤカちゃんはしばらく口ごもった後、こう言った。

「転校・・・」

「ん?」

「転校するんです、私たち。1ヶ月後には誰も知らない場所へ行かないといけない」

「私たちって事は、コウイチも?」

「そうです」

それを聞くとタカユキ君の顔が急にへの字顔になった。

「それでなのかな、お兄ちゃん最近様子が変で・・・
 だから今日は無理言って連れてきてもらったんです」

そう言うとサヤカちゃんはきっぱりとした顔で、

「もちろん、遊園地で遊びたかったって言うのもありますけど」

と言った。


つづく
スポンサーサイト

けった

月曜日の夜、スカートを直した

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。