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イ・ビ・ツなトライアングル (18)

イ・ビ・ツなトライアングル(小説)
01 /23 2011
〈あまりに長く期間が空いたので前回までのあらすじ:
 どこにでもいる普通の高校生山下ユミは、
意中のクラスメイト田中タカユキに突然告白される。
このハッピーサプライズにまんまと食い付いて付き合いだした二人だが、
なぜかタカユキの親友、クラスの人気者西山コウイチが立ちはだかり、
なかなか二人きりになれない。
実はコウイチはユミの事を快く思ってなくて意図的に邪魔していたのだ。
そのコウイチの横やりによりユミとタカユキのデートは
コウイチとユミの親友諸岡カナエを加えたダブルデートへ。
一体どうなるダブルデート!?〉



快晴だ。ムカつくほどに快晴だ。

私は一張羅を身に纏い、滅多に引かない口紅を引いた。
そしてヨッシャ!と口にし外に出た。

戦いの始まりだ。

待ち合わせは9時、遊園地の中央ゲート前。
電車に乗り二駅、バスに乗り換え15分。待ち合わせ場所に到着した。
8時45分。上出来。
他にはまだ誰も来ていない。
そのうちタカユキ君がやってきた。
目立たない寒色系の私服がタカユキ君らしくて思わず笑いがこぼれた。
そして、アイツが来て、最後にカナエがやって来た。

「セーフ!ギリっギリセーフ!さっすが私!」

カナエは息を切らしながらも自慢気だ。これで全員揃った。

1、2、3、4、5人。・・・5?

「はじめまして」

アイツの横に寄り添うようにしてその小さな来客は挨拶をした。

「西山サヤカ、小学校4年生です。今日はお兄ちゃんにムリを言って付いてきました。
みなさんよろしくお願いします」

お人形さんのようにかわいらしい。
しかしデートに妹を連れてくるたぁ一体どういう了見でぃ?

「すまん、今日親がいないから仕方なく連れてくる事にした。
面倒は自分が観るから心配しなくていいよ」

アイツはメンドくさそうに説明した。アイツにとっても想定外の事らしい。

「サヤカちゃんかっわいー!今日はお姉さんが一緒に遊んであげるからね」

カナエは早速サヤカちゃんに話しかけていた。サスガだ。

「じゃあ、私とコウイチ君とサヤカちゃん、ユミとタカユキ君に別れて遊びましょう。
 お昼に遊園地内のマックで合流、って事で」

カナエはてきぱきと指示をして二人を連れて歩き出した。
アイツが恨めしそうにこちらを見ている。ざんねんでした!


つづく
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けった

2017年はほどほどに

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