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続・中井巧朗の軌跡

けったグランプリセカンド
11 /22 2010
一月某日  

新年会で蒼樹さんが間界野君と組むと発表されたと聞いた
いてもたってもいられず本人に確認にいく
開けてくれとは言いませんといったら本当にロックを開けてくれない

会いたい・会いたい

絵か 絵さえ合えばまた彼女に会えるだろうか
初めて彼女の意見に逆らって公園で絵を描き続ける事にする

(ここから続きです)

絵を描いている時は不思議と寒さを感じない
ただ蒼樹さんへの想い・・・想いがペンを走らせる
蒼樹さんから電話がかかってきた 僕の身を案じてくれている
そして何より僕を見てくれている!生きていてこんなに充実した日々があっただろうか
これで死んでも本望だ
命を漫画に宿らせて僕は描き続ける

チーマーに絡まれて怪我をする
だが手だけは守って無事だ 漫画は描ける
描いては蒼樹さんのポストへ投函する
読んでくれているのだろうか?蒼樹さん・・・

会いたい

今日もいつものように公園で絵を描く
いつもよりも寒い そのうち雪が降ってきた
そして吹雪に変わった
ビニールを被って描き続ける ビニールが凄い音を立てる
寒い 寒いという感覚もなくなってきている
死?このまま死ぬのだろうか
意識が遠くなってきた

やがて雪が止んだ 天国へ来たのだろうか?
違う 後ろを振り向いたら蒼樹さんが傘をさして雪を遮ってくれていた
天使 僕だけの天使
想いが通じた そう思った
このあと熱を出して三日入院した

三月某日

hideout doorで連載が決まった ついに蒼樹さんと・・・
これからはずっと一緒だ 絶対にこのチャンスを逃さない
福田君のKIYOSHI騎士も連載が決まった
若干シャクではあるが、そんな事はいまはどうでもいい
蒼樹さんとの未来が最重要だ

僕の家をそのまま仕事部屋にすることにした
机を入れ、アシスタントが入れるように準備した
アシスタント生活は長かったが、先生になるのは初めてだ
不安はあるが、それよりも期待が大きい
話は蒼樹さんと相田編集が話し合ってできあがったものを僕が描く
蒼樹さんをリードして長期連載にしたい
本気でそう思っている

hideout door 1話目1位 2話目5位 3話目・・・11位

減ページの影響はあるとはいえ急落だ
相田編集から来た6話のネームを読む
これは・・・蒼樹さんの悪い癖が出ている
話に動きがない メルヘンチックになりすぎ 文学的表現が鼻に付く・・・
相田編集に蒼樹さんに描き直してもらうように頼むが聞き入れてもらえない
直接蒼樹さんにTELする 反発されるが必死に説得する
最後は聞き入れてもらった 中井さん頼もしいとの言葉と共に
これはもう・・・結婚か

六月某日

原稿原稿また原稿

入稿できたと思ったらまた次の原稿に取りかからないといけない
アシスタントの時は横目で見ていたが まさかこんなに先生がキツいとは
週刊連載は根性だと言うがそれは本当だ

真城君が倒れて入院したらしい 相田編集から聞いた
その後福田君からTEL お見舞いに行くらしいが原稿が・・・
蒼樹さんも行くと聞いて心底心が揺らいだ・・・
が、穴を開ける訳にはいかない 入稿しなくては

入稿が終わり一息付いていると福田君から連絡があった
どうやら新妻先生の所に集まっているとの事 蒼樹さんもいるらしい
大急ぎで新妻先生の仕事場へ
真城君が来年4月まで休むという編集部の決定に異議を唱えて
新妻先生と福田君はボイコットを行うらしい
なんて剛胆な・・・ハイドアはそんな事をする余裕はない
その旨を伝えたら蒼樹さんもボイコットに入るとの事
中井さんは男らしくないと言われてしまった 
すぐに僕もボイコットに加わると言ったが・・・
男らしくないという言葉が脳内でリピートした 
男らしくない 男らしくない 男らしくない・・・

近くのファミレスで編集部と5対5の話し合いになった
新妻先生と福田君の意志は固い
CROWとKIYOSHI騎士は休載か・・・
平丸先生も描く気はないらしい 
というかこの人はサボりたいだけのような気がするが・・・
相田編集からハイドアは10話前後で13位だからボイコットなんてしたら
打ち切りになると脅かされる それは困る ようやく必死で掴んだチャンスなのに
しかし蒼樹さんはボイコットで打ちきりになっても構わないという
蒼樹さんは可憐だが・・・頑固だ
結局 仲間を裏切る訳にも行かず1週休む事が決まる

時間的余裕はできたが心が安まらない
このままではハイドアは打ち切りだ 一体どうすれば・・・
とにかくこのできた1週で質を上げる努力をする
点描を増やしてみよう

ボイコットは社会的なニュースになった 
それもそうだ 5作品休載というのは異常だ
ハイドアを待っていてくれるファンに申し訳ない 
ファン、いるのだろうか・・・いや、きっといる
ファンレターが心に沁みる 本当にありがたい

真城君からボイコットは止めて欲しいとの申し出があり
ボイコットは沙汰止みになった
僕としてはありがたいが・・・蒼樹さんはイマイチ納得してないようだ
とにかくハイドアの順位を上げなければ・・・

相田編集から連絡が入る 僕と蒼樹さんと三人で話し合いたいとの事
どうも蒼樹さんが話の内容が変わるのをゴネているらしい
ファミレスで話し合い
蒼樹さんは打ち切り回避のためのテコ入れを拒否した
これ以上折れる事はできない それなら打ち切りでも構わないとの事
そんな・・・僕の夢が・・・
つい僕だけで原作もやると言ってしまう
呆れて出て行く蒼樹さん 私の名前は外して下さいと言葉を残して
蒼樹さん・・・

ハイドアがついに打ちきりになった・・・終わった・・・

十一月某日

連載が終わりアシもいなくなった またがらんどうの部屋に独りぼっちだ
僕にはもう・・・蒼樹さんしか・・・
蒼樹さんに次の連載も僕とやってもらえるようにTELする
蒼樹さんはもうジャンプでは描かないと言っている
話の流れで熱くなり なぜか告白してしまう
「ごめんなさい男性としては・・・」
電話を切る 連載と一緒に・・・恋も終わった・・・

布団から出る気力がない 蒼樹さんの事を考えては泣いている
TELがかかってきた 蒼樹さんからか!?
編集部からだった アシのヘルプの依頼だ
気を紛らわすのには良い 引き受ける事にした
蒼樹さん・・・

アシスタントへ行く 若い先生だ
まだ一人しかアシがいないらしい アシは女性 加藤さんという・・・
女神だ・・・

アシは気楽だ 目の前には女神もいるしここは最高の環境だ
加藤さんは来年で30歳らしい 年も近い
話していても楽しい 会話も弾む
これは・・・結婚か

七月某日

赤マルジャンプが発売された 蒼樹さんの読み切りが載っているらしい
「若葉の頃」・・・ 青春恋愛モノだがパンチラ!?
意外だ 僕と連載していたときでは考えられない
それにこの恋愛はまるで僕と蒼樹さんそのもの・・・
いや、まさか・・・

福田君からTEL 「若葉の頃」の感想を尋ねられる
本心は隠して真城君の話をする
急に蒼樹さんの話を振られる
蒼樹さんはもう・・・僕の手の中には・・・
それに僕にはもう加藤さんがいる
福田君は突然電話を切った
これでいいんだ これで

八月某日

蒼樹さんから突然のTEL またコンビを組まないかとの事
思い出したあの頃の想い

会いたい

会う約束を取り付ける いつものファミレス
そこに彼女はいた
蒼樹さん・・・蒼樹さん・・・蒼樹さん!
気がつくと訳の分からない話をした挙げ句・・・ビンタされていた
蒼樹さん 泣いてた
さよなら 蒼樹さん

十二月某日

加藤さんにフラれる 「若葉の頃」は連載が決まった
衝動的に蒼樹さんにTELする すぐ切られた にべもない
何をやってるんだ僕は・・・
もう止めよう マンガを止めて田舎へ帰ろう
真城君からもTEL 荷物を整理していたら来てくれた
ありがとう 真城君
外へ出たら 福田君と蒼樹さんが
そういう事か お幸せに
背中越しに聞いた 福田君の「このまま終わらねーよな」
胸に響いた
みんな 元気で いつまでも 元気で


製作時間:5時間
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けった

月曜日の夜、スカートを直した

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