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「泣いた赤鬼」への蛇足

評論系雑感
12 /06 2008
戻ってきて一発目がこれでいいのかとか思いますけど、
まぁあんまり気にしないでやります。

「泣いた赤鬼」という童話がありまして、かなり有名だと思うんですけど、
10代の人は知ってるのかな・・・。

調べてちょっと驚いたんですが、これって結構最近の話なんですよね。
70~80年前ぐらいですか。
童話で人口に膾炙していることを鑑みると概要を載せていいと僕は思うので載せます。
怒られたら削る方向で。


山の中に、一人の赤鬼が住んでいました。
赤鬼は、人間たちとも仲良くしたいと考えて、自分の家の前に、
「心のやさしい鬼のうちです。どなたでもおいでください。
おいしいお菓子がございます。お茶も沸かしてございます。」
と書いた、立て札を立てました。

けれども、人間は疑って、誰一人遊びにきませんでした。
赤鬼は悲しみ、信用してもらえないことをくやしがり、
おしまいには腹を立てて、立て札を引き抜いてしまいました。

そこへ、友達の青鬼が訪ねて来ました。
青鬼は、わけを聞いて、赤鬼のために次のようなことを考えてやりました。
青鬼が人間の村へ出かけて大暴れをする。
そこへ赤鬼が出てきて、青鬼をこらしめる。
そうすれば、人間たちにも、赤鬼がやさしい鬼だということがわかるだろう、
と言うのでした。

しかし、それでは青鬼にすまない、としぶる赤鬼を、
青鬼は、無理やり引っ張って、村へ出かけて行きました。
計画は成功して、村の人たちは、安心して赤鬼のところへ遊びにくるようになりました。
毎日、毎日、村から山へ、三人、五人と連れ立って、出かけて来ました。
こうして、赤鬼には人間の友達ができました。

赤鬼は、とても喜びました。

しかし、日がたつにつれて、気になってくることがありました。
それは、あの日から訪ねて来なくなった、青鬼のことでした。
ある日、赤鬼は、青鬼の家を訪ねてみました。
青鬼の家は、戸が、かたく、しまっていました。
ふと、気がつくと、戸のわきには、貼り紙がしてありました。
そして、それに、何か、字が書かれていました。

「赤鬼くん、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください。
もし、ぼくが、このまま君と付き合っていると、
君も悪い鬼だと思われるかもしれません。
それで、ぼくは、旅に出るけれども、いつまでも君を忘れません。
さようなら、体を大事にしてください。どこまでも君の友達、青鬼。」

赤鬼は、だまって、それを読みました。二度も三度も読みました。
戸に手をかけて顔を押し付け、しくしくと、なみだを流して泣きました。



・・・という話なんですが、確かに感動できる部分もあるんですけど、
納得できない部分の方が大きいんですよね。

まず、赤鬼がたいして努力していない点。
看板立てただけで人が来ないのに絶望するって
どんだけ甘ちゃんなんだって話だと思いませんか?

僕から見るとこいつは本当に人間と仲良くする気があるのか
疑ってしまう部分があるんですよね。

そもそも人間と鬼が仲良くするって言うことが
どれだけ困難なことなのか赤鬼は考えてるのかなと思うんですよね。
例えば、絶チルなんかでもエスパーと人間は仲良くできるのかって
言うのがメインテーマなんですね。

椎名先生がそこに深入りしようとすると人気が落ちるって言ってたと思うんですが。
読んだこと無いんですが、「七瀬ふたたび」の影響なのか、
エスパー物はそのテーマになることが多いみたいです。

エスパーでそうなら、いわんや鬼をやってことなんですよ。
鬼が簡単に人間に受け入れられる訳がないんですよね。
自分と違う物に警戒心を抱くのは人間として正常な機能なんです。

この話の場合人間じゃなくて鬼側から歩み寄ろうとしているんで、
やっぱり赤鬼が努力しないといけないんですよね。

そして気に入らないポイントの第2点は青鬼の過剰な自己犠牲ですね。
自己犠牲が基本的に尊い事は認めるんですが、
自分を過度に犠牲にする行為は押しつけなんですよね。

この場合青鬼が不幸になっちゃうと赤鬼も結局友達を犠牲にした
っていう思いを引きずってしまって不幸になって、結局誰も救われないんです。
青鬼は本当に赤鬼の事を考えたのかな?と思いますね。
単純に赤鬼と縁を切りたかっただけか自分の行為に酔ってるとしか思えないんですよね。

と言う訳でですね、これから蛇足を加えて僕なりの話にしてみたいと思います。
ちょっと調べたら他にも似たような事してた人がいたんですね。
Yahooで泣いた赤鬼で検索したら上の方に来るんで、気になる人は見てください。
その人は黒鬼っていう鬼のボスを出して話を畳んでたんですけど、
それはやっちゃ駄目なんじゃないかなと思うんですね。
しかもそいつがグイグイ話を引っ張ってまとめてるんですね。
既存の話に加える以上、重要な新キャラは出しては駄目だと僕は思います。
あくまで既存のキャラで話を畳むのがいいのかなと。
どっちみち蛇足なんですけど。
ではここからです。


その後、村で事件が起きました。

村の食べ物がどんどん盗まれていったのです。
犯人は見つかりませんでした。

その時、村人の一人が言いました。「犯人は赤鬼だ」。

もちろん赤鬼はそんなことはしていません。
赤鬼と仲良くしていた人間も最初は赤鬼の味方でした。

しかし、赤鬼が犯人だと言う声は日増しに強くなっていきました。
この声が大きくなるにつれて、赤鬼の周りから人間が少なくなっていきました。
一人、また一人と少なくなり、最後には誰もいなくなりました。

これでまた元の状態に逆戻りです。
赤鬼はすっかりしょげかえってしまいました。

そんなある日、赤鬼の住む家を大勢の人間が囲みました。
そして言いました。「鬼は出て行け!!」
赤鬼は困惑し、村から逃げ出しました。

僕はただ、人間と仲良くしたかっただけなのに。
その時、赤鬼は思いました。
「青鬼に会いたい、僕の本当の友達は青鬼だった」と。

赤鬼は旅に出たという青鬼を探しました。探して探して探しました。
そしてついに青鬼を見つけました。
青鬼は小さな村に住んでいました。

赤鬼はびっくりしてしまいました。
そこでは、青鬼が人間と仲良く暮らしていたのです。
赤鬼は青鬼に話しかけることができませんでした。
話しかけたら、青鬼の生活を壊してしまうかもしれなかったからです。
赤鬼は何も言わずに立ち去りました。

僕には何もなくなってしまった。赤鬼はそう思いました。
茫然自失として彷徨っていたとき、足が自然と元住んでいた村へ向かっていました。
村人に出会ったとき、村人は赤鬼を見ると気まずそうな顔をしていました。
その中で昔、仲のよかった人間の一人が教えてくれました。
真犯人が捕まったことを。そして最後に謝罪を受けました。

赤鬼には怒りも悲しみもありませんでした。
ふらふらの体で元居た家に戻りました。
そして考えました。鬼が人間たちと仲良くするということがどういう事なのかを。

次の日から、赤鬼は村の役に立つことをすることを決めました。
そして、もう二度と泣いたりしないと誓いました。
その日以来、赤鬼は一度も泣いていません。



ちょっと青鬼に甘いところが駄目だなと思うんですけど、これが僕の精一杯ですね。
僕の今の心境的に言うと、これでハッピーエンドかなと思います。
あと5年ぐらい経ったら青鬼との和解とかも許容できるようになる・・・のかな?

このあと赤鬼がどうなるのかというと、それは赤鬼の努力次第なんだと思います。
このテキストを読んでみなさんがどうなるのかというと、
それはみなさんの努力次第なんだと思います。(最終的に丸投げ)
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