けったグランプリセカンドの宣伝 その1

けったグランプリセカンド
10 /05 2010
全身全霊を賭けてけったグランプリセカンドの宣伝に行ってきました。
その一部始終をご覧下さい。




少し遅く起きた朝にはノクターンがよく似合う。
僕はいつものようにクロワッサンを口にしながら
チョコレートパウダーで風味付けされたカップッチーノをすすった。
そして小鳥のさえずりに耳をすましていると、僕はなにかに忘れている事に気付いた。

なにかとても大切でいて、それでいてイノセントな-

「そうだ」

僕は声を出すと同時に、冷蔵庫へ向かった。
開かれた冷蔵庫には、賞味期限ぎりぎりのサワークリームがあった。

「よかった」

そう言うと僕はそのサワークリームをクラッカーに付けて食べた。旨い。

お腹も満たされた所で、僕は読書を始めた。
読みかけにしていた「若きウェルテルの悩み」に手を伸ばし、
1ページずつゆっくりと読んだ。
そして僕は読みながらゲーテが居た18世紀の空を想った。
そう、それは確実にあったのだ。今は喪われてしまった空が。

そう思うと居ても立ってもいられず、2階のグランドピアノが置いてある部屋へと向かった。
ピアノの前に座ると、目を閉じた。
そして奏でた。ベートーベンの「月光」。
部屋には音楽が満ちあふれた。

僕は一通り弾き終えて満足すると、1階のリビングへと戻っていった。
いや、満足したというのには語弊がある。
僕はまるで魚の小骨が喉に刺さっているような感覚に襲われていた。

なにかを忘れている-ピュアでいて、その癖そっぽを向くような何かを-

それを思い出そうとしていると、外から騒音が聞こえた。ネットカフェの宣伝車だ。
それを聞いて僕はひどくうんざりした気持ちにさせられた。

街中に溢れる広告看板、けたたたましく自社の製品をアッピールするコマーシャル・・・
一体何度目を覆った?耳を塞いだ?
もうたくさんだ-

宣伝って言うのは、もっと穏やかで豊かで静謐で、それでいて自由で・・・
そう、母なる海のような-

海。

そうだ思い出した。

パンドラ1

パンドラ2

この箱(僕はパンドラの箱と呼んでいる)にけったGPの招待状を入れて、海へ流す。
今日はそのためにあったのだ。
思い出したが吉日、僕はナンバ走りで海へ向かった。

いざ行かん喪失の海へ-

海1

喪失の海(決して地元の海ではない)

手紙の内容はこうだ。

手紙


けったGP2への招待状
~まだ見ぬ君へ~

善なるものから生まれ悪なる存在へと堕した天使よ
片翼には暗黒を もう片翼には無垢なる血を
鎮まりたまえ 荒ぶる神よ
いざ捧げん 赤子のような我が魂
たといこの身が悪魔と呼ばれようとも
讃えよ 何者にも代え難い勇気を
憂えよ この身を縛る臆病を
幾里もの山を越え 再び相まみえる時
こう互いに讃えようではないか
「けったグランプリはじめました」と-


これを読んだまだ見ぬ「誰か」は参加してくれるだろうか、
期待と不安がないまぜになった感情で気がつくと僕は砂の上に文字を書いていた。

砂1

あっ!

砂2


僕が書いた文字は波がさらっていった。

感傷的になっている場合ではない。
僕は気を取り直して本来の目的を遂行した。

パンドラ3

これを

海2

こうして

海3

彼方へ消えた

誰も拾ってくれないかもしれない、と一瞬不安が襲った。

まぁでも、拾っちゃうんだろうなぁ、ビル・ゲイツが・・・

僕は何かを成し遂げたような、それでいて無くしたような気がして-、
とぼとぼと家まで帰ってきた。

家に帰るとポストに郵便物が入っていた。

パンドラ4

さっき海へ流したパンドラの箱ではないか。
僕はおもむろにパンドラの箱を開いた。

パンドラ5

すると中に入っていた手紙には赤文字のスタンプが押してあった。

受取人不明のため、戻します 海

フフ、波はなんでもさらっていくと思ってたら、そうでもなかったみたいね。

という訳で、誰にも拾ってもらえなかった手紙は、今も手元に残っています。

だから無駄だったって?いや、そんな事はない。

だってもうここまで読んだ貴方は、僕を知っているんですもの・・・

Fin.

(こんな感じで気軽に書いて参加しちゃいなよ☆)
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