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イ・ビ・ツなトライアングル (17)

イ・ビ・ツなトライアングル(小説)
09 /22 2010
「いいじゃん、行こうよダブルデート」

カナエの返事は意外かつ簡潔なモノだった。

「カナエ、どうして行こうって話になるの?」

私は単純に尋ねた。

「ユミ、ちょっと考えてみ。アイツが私の事気になってるって言うのは
 ユミとタカユキ君を邪魔するための完全なウソでしょ?
 今回断ったとしても事あるごとにそれを持ち出してきて妨害するつもりだよアイツ。
 それなら今回一緒に行ってその作戦を潰した方が得策だよ。」
 「でも・・・」
「実際に行けば、建前上アイツは私とデートしないと行けない訳だし、
タカユキ君とユミにくっついてずっといる訳にもいかないでしょ。
 ユミはその間にじっくりと初デートを楽しめばいいじゃん」
「・・・そうかもしれないけど」
「それに、この方法をアイツが使えるのは1回こっきり。
 次からは私と二人で会ってくれっていくらなんでもタカユキ君も言うでしょ。
まぁその時は丁重にお断りさせていただくけどね。」
「うーん・・・」
「と・に・か・く!ここで一気に勝負を決めちゃおう!」

カナエはそう言うと悪そうにニヤけている。
これはなにか悪巧みを考えている時のカナエの顔だ。

「うまくいくかなぁ」
「大丈夫だって」
「私、弱いから・・・」

「いや、ユミは強いよ」

カナエは私の顔をまっすぐに見てこう言った。
これは真剣な時のカナエの顔だ。

こうして私達はダブルデートととして遊園地に行く事になった。
私としては本意ではないが仕方がない。
デート自体がなくなってしまうよりはよっぽどマシ・・・だと思う事にしよう。

そうこうしているうちに時は過ぎ、ダブルデート当日を迎えた。


つづく
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けった

2017年はほどほどに

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