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イ・ビ・ツなトライアングル (15)

イ・ビ・ツなトライアングル(小説)
09 /15 2010
時間というのは偉大だ。だっていろいろな問題を解決してくれるから。
私がそうしみじみ思っているのにも訳がある。

とうとうタカユキ君の部活が忙しくなくなったのだ。
つまり私は必然的に構ってもらえる時間が増えた。単純に嬉しい。
そしてなんと初デートの話が決まった。二人で遊園地に行くのだ。

苦節3ヶ月、いよいよタカユキ君と二人きりでデートだ。感無量だ。

初デートが決まってからというものの、私の機嫌は常によかった。
アイツのファンから冷たく見られても関係なくニコニコしていた。
私は指折りしながらその日が来るのを待っていた。まさに至福の時間だ。

そしていよいよ初デートが週末に迫ったときだった。

タカユキ君が昼休みにニコニコしながら話しかけてきてくれた。

「あのさ、山下さん。週末遊園地に行くじゃんか?」
「うん」
「ちょっと相談なんだけど、あれさ、諸岡さんを連れてきてくれない?」

諸岡というのはカナエの名字だ。
どうしてカナエを私達のデートに連れて行かないといけないのだろうか?

「実はコウイチがさ、諸岡さんの事が気になってるんだって。
で、二人の仲をどうしても取りもってもらいたいんだって。
オレとしてもコウイチに彼女を作ってあげたいんだ。
協力してくれないかな?」

「イヤ!」

私は驚いた。自分の発した声が思った以上に大きかったからだ。
タカユキ君も驚いた顔をして硬直している。

私は気が動転してその場から逃げるように走って離れた。


タカユキ君・・・無神経すぎるよ!!!



つづく
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けった

月曜日の夜、スカートを直した

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