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イ・ビ・ツなトライアングル (11)

イ・ビ・ツなトライアングル(小説)
09 /01 2010
それからの1ヶ月はイライラしっぱなしの毎日だった。
どこに行くにもタカユキ君の近くにコウイチ君がいる。
隣のクラスから連日の出張だ。
コウイチ君に迂闊に近寄れないからタカユキ君にもなかなか近寄れない。

それだけ気を配ってるのにコウイチ君の相手候補に
名前が挙がってファンから冷たい目で見られる毎日。

まぁわりとサバサバしている方だから女子と馴れ合わない今の状況は
別にどうということはないのだが、タカユキ君と二人きりになれないのはつらかった。

タカユキ君と放課後メールや電話はしていた。
それはそれで楽しかったが、それも長時間できる訳じゃない。
それになんでこんなに近くにいるのに一緒にいられないのだろうか。
そもそも付き合うってなんなんだろうか。
考えると頭が混乱してきた。
土日のデートもまだできない状況だった。
ちょうどタカユキ君の部活が忙しかったからだ。

そんな状況の中、私は気が滅入っていた。
付き合い疲れというヤツだろうか。いや、付き合ってるって言える?この状況。
そう思うと自嘲気味な笑いが出てきた。ハハッ、なにやってるんだ私。
この状況をタカユキ君はどう思ってるんだろうか。
いつも楽しそうに笑っているから楽しんでいるのだろうか。
私はタカユキ君がいろいろ察してくれない事にも少し不平を感じ始めていた。
タカユキ君、かなりニブい・・・かも。

そんなある日、お昼休みに1通のメールが来た。知らないアドレスからだ。

「西山です。タカユキからアド聞いた。
タカユキがケータイ忘れたから自分からメールした。
タカユキが用事があるから体育館倉庫の裏に来てだってさ」

コウイチ君からのメールだった。
確かにクラスにタカユキ君の姿はない。
それにしても用事って何だろうか。ケータイ忘れたにしても
クラスで言ってくれればいいのに。

私は疑問に思いつつも体育館倉庫の裏に向かった。


つづく

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けった

月曜日の夜、スカートを直した

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