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イ・ビ・ツなトライアングル (9)

イ・ビ・ツなトライアングル(小説)
08 /30 2010
無事に家に帰り着き、部屋のベッドにそのまま寝っ転がると
コウイチ君に対する怒りがフツフツと沸いてきた。
どうしてか?時間をさかのぼろう。

コウイチ君のいきなりの告白に私は頭が真っ白になった。
そう言う意味では同じだ、タカユキ君に告白された時と・・・
いや、あのときは呼び出しがあっただけもしかしたらという気持ちがあった。
今回は出し抜けに言われたのだ。
私は混乱した。どうすればいいのか分からなくなった。
とにかく断らないと・・・私の彼氏はタカユキ君ただ一人なんだから。
でもどうやって?どうすれば傷つけずに断れる?
ええい、落ち着けユミ、落ち着・・・

「冗談だよ」

コウイチ君はあっけらかんとこう言った。

「ごめん、山下さんの困った顔が急に見たくなっちゃったんだ」

冗談?ウソだってこと?だとしたらなんてタチの悪いジョークだろうか。
私は気が動転した状態だったが、「それで、満足できましたか?」と応えた。
私なりの精一杯の皮肉だ。

「うん、満足した。やっぱり山下さんは純粋だ」

そう言うとコウイチ君はじゃあ、と言って自分の家の方角へ帰っていった。

そして今に至るという訳だ。
ああ、困ったさ。畜生。

私はコウイチ君に完全にもてあそばれてた。
そりゃ怒りも沸く。どうしてあんな意地悪な事を言うのだろうか。

私はまたカナエに喋る事が増えたな、と少し冷静になりながら思って、
そのまままどろんで寝てしまった。

つづく
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けった

月曜日の夜、スカートを直した

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