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イ・ビ・ツなトライアングル (3)

イ・ビ・ツなトライアングル(小説)
08 /21 2010
田中タカユキ、高一、身長は170cm、体重60キロぐらい。
弓道部に所属している。私と同じクラスだ。
クラス内では・・・地味な方だと思う。あまり話題に上ってるのを聞いた事がない。

そんな彼をどうして私が気になっていたのか。
タカユキ君は・・・笑顔がかわいいのだ。
クラスの友達とつるんでる時に顔をクシャクシャにして笑う笑顔、
そこに惹かれていた。

クラスでも話した事はほとんどなかった。
だから告白された時は本当に驚いたのだ。晴天の霹靂、
ブーリブリチャガピガッピガッといった感じだ。

私達は付き合い始めてから一緒に帰る事になった。
私は手芸部に所属してるから、お互い部活が終わった後に待ち合わせした。

「ごめん!山下さん、待った?」
「ううん、全然待ってないよ!私も今来た所」
「じゃあ帰ろうか」
「うん」

タカユキ君を横にして一緒に帰る。なんだか不思議な感覚だ。

「山下さん、ジブリでいったら何が好き?」
「千と千尋かな。後半の静かな電車のシーンが好きなんだ。
 カオナシも大人しくなっててなんかおかしいし。」
「カオナシって言ったら今度の借りぐらしのアリエッティの監督が
 モデルらしいよ。アリエッティ、観た?」
「ううん、まだ観てない。」
「じゃあ今度観に行こうか?」
「そうだね!行こう行こう」

こんな感じの他愛ない会話が続くのが常だった。
それがたまらなく楽しいのだ。
好きな人とは喋ってるだけで幸せな気分になるというのは本当だ。
「そういえば今度紹介したい友達がいるんだ」
「友達?」
「そう、親友なんだけど」

親友、という響きにちょっとだけ違和感を持った。
私がカナエに対して恥ずかしくて使えない言葉だからだ。
親友と気軽に言えるタカユキ君が少しうらやましかった。

とにもかくにも、私はタカユキ君の彼女として紹介される事になった。

つづく
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けった

2017年はほどほどに

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