イ・ビ・ツなトライアングル (2)

イ・ビ・ツなトライアングル(小説)
08 /17 2010
「私、告白されちゃった」
私がそう言うとカナエは目をキョトンとした後、誰に?と尋ねてきた。
田中君に、と言うとハハハッと笑った後に、で、オッケーしたの?
と尋ねてきた。私が無言で頷くと、そっかぁと言って遠い目をした。
「ついにユミにも彼氏ができたかぁ。ハハハッ、
でも今までいなかった事の方が不思議だったよ私からしたら。
相手の田中君?前から気になってたんでしょ?スゴいラッキーだね~、
でもこれも運命ってヤツ?なのかもね。とにかくよかったよかった!」
「あのさ・・・」
「何?」
「付き合う事になったんだけど・・・まだ付き合うってよくわかんなくて・・・」
そう言うとカナエは再び目をキョトンとさせた後、ハハハッとひとしきり笑い声をあげた。
「純情だねぇ、ユミは。大丈夫、ほっといても付き合ってれば分かるよ」
「そうかなぁ?」
「そうそう。私を信じ給えよユミ。信じる者は救われる、ってね」
私は少しだけおちょくられてる気がして「もうっ!」と言った。
カナエはまぁ何か進展があったら教えてよと言って、この話は終わりになった。

カナエについて少し説明しようと思う。
カナエとは小学生からの付き合いになる。まぁいわゆる「親友」と言うヤツだ。
直接親友と呼んだ事はないが、私はそう思っている。
カナエとは何の話でもできるし、実際してきたと思う。
向こうもなんでも心を開いて話をしてくれている・・・と思う、たぶん。

これから田中君と付き合う事になる。きっと私はカナエにいろいろな相談をするのだろう。
あー、それにしても付き合うってどういう事なんだろう。

今の私には全く分からない。


つづく
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けった

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