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卒業式まで死にません

書評
04 /17 2010
卒業式まで死にません―女子高生南条あやの日記卒業式まで死にません―女子高生南条あやの日記
(2000/08)
南条 あや

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メンヘラ系ネットアイドルとして名を馳せていた南条あやが自殺後に出された本。
雑誌に掲載された記事と日記で構成されている。

リストカットしてみたり精神薬を大量服薬したりしてる自分をあっけらかんと書いている文が印象的。
実際重い問題なんだけど、「人に見られている文章」という事でそうなっているのかなと。

それだけ南条あやに自意識過剰な面はあるんだけど、同時にサービス精神があるので文章が読みがいがある。
ただそのサービス精神が「もっと深刻な事やれば喜んでくれるんでしょ?」という所に繋がって、
死を早めてしまったのかもしれない。

南条あやはタイトル通り卒業式後に大量服薬で自殺するんだけど、量としては致死量ではなく、
今までの度重なるリストカットと大量服薬で心臓が弱ってたのが原因だったらしい。

つまりあっけらかんと自殺未遂に終わっていた可能性も十分あって、
そういう意味では太宰治の死に方に近い。
死のうと決意して行動するんだけど、
失敗して生きてたら「あーまぁそんなもんかぁ」程度の感慨しか抱かないような。

たぶん生き残ってたら南条あやは似たような事を繰り返しながら
のらりくらりそれなりに楽しく生きているのではないだろうか。

あーいったタイプの人たちにとって生きている事と死んでいる事にはそれほどの差がないのだと思う。
ただ周りに構ってもらいたいって気持ちは非常に強いんだろうけど。

こういうのを読むと生きるとか死ぬとかあまり深く考えない方が正しいのではないかと思う。
自分たちはここに「生きて存在している」訳で、それは誰にも否定できないのだから。


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けった

2017年はほどほどに

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