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エヴァンゲリオンとは何だったのか その5 ~庵野秀明とは何者なのか~

エヴァ総括
01 /30 2010
今回は庵野監督論です。
失礼ながらエヴァの時の庵野監督を一言で述べると、「マザコンの重度のアニヲタ」です。

これだけ切り取ると散々な人物評ですが、エヴァンゲリオンを観る限り、
当時庵野監督は二つのコンプレックスを抱えていたと思います。

①マザーコンプレックス
②対人コンプレックス(ほぼイコールアニヲタコンプレックス)

①はなぜかというと、繰り返しになりますが、
ほとんどのキャラが母親に対するコンプレックスを抱えているという点、
主要人物のレイが母親の写しである点、
最後に母に別れを告げて母離れ=マザコンからの解放を遂げる点、
などからそうであると考えられます。

また、放映前後庵野監督はエヴァに関して様々なインタビューを受けていましたが、
これだけエヴァで両親がテーマに上がっているのにも関わらず、
実の両親に関する言及がほとんどない点(特に母親に限って言うと一切言及がない)
という点からも考えられます。
庵野監督にとって大学に入る前までの両親との思い出は
あまり思い出したくない類の話だと考えられると言う事です。

②の対人コンプレックスというのは、シンジ君が抱えているものであり、
またこれも他の登場人物も抱えているものなのですが、
こういったものが作品に出てくる点で庵野監督も似たような対人コンプレックスを
抱えていたと思われます。

これは庵野監督に限らず、エヴァに興味関心を持った人、
もっというとアニヲタ全般が多かれ少なかれ抱えているものだと僕は思います。

庵野監督に限らずアニヲタがなぜ
アニメーションに興味関心が行くのかというと、直接的な対人関係が苦手だからです。

あえて断言しましたが、アニメでも漫画でも小説でもいいんですが、
それら間接的表現に作るなり観るなりで没入する人と言うのは、
直接的な表現に対してなんらかの苦手意識を持っているんですね。
つまりダイレクトに相手に伝えられないので、間接的な表現を選択するのです。
もう少し細かく言うと、間接的な表現を選択するのには二つの理由があって、
①直接的表現が苦手 ②間接的表現が得意
これらに当てはまる人が間接的表現を選択します。

当然①かつ②の人が一番アニメの作り手になりやすい訳で、
庵野監督は両方に当てはまると思います。

だから庵野監督は生々しい現実のリアルさには拒絶反応を示すんです。
エヴァで言うと穢れの象徴として繰り返しイメージされるミサトと加持のセックスシーンは
リアルさに対する拒絶でもある訳です。
二人のセックスシーンにはもう一つの意味があって①と絡んでくるんですが、
そういった穢らわしい行為に及んでいる両親への嫌悪感、
もっと言うとそこから生まれた自分への嫌悪も含まれます。

これは完全な類推ですが、庵野監督は小さい頃に両親のセックスシーンを
目撃してしまったんじゃないですかね。
それがものすごく良くない思い出として残ってしまったという事です。
憧憬している母親が汚されていくイメージ。
それがネガティブなしこりとして残っても不思議ではないはずです。

アニヲタのややステロな一般論になりますが、
彼らが卑屈になりがちなのは間接的な表現は直接的な利益を生みづらいからです。
アニメーションというのはどこまでも行っても現実の代償行為です。
どんなに二次元が好きな人でも本当に求めているのは現実の人間関係なんです。
そこでうまく利益を得られないので、
アニヲタは直接的な表現が得意な人たちを嫉妬してしまう傾向があります。

結局このアニヲタの「うまく相手に伝えられない」という感情はどうして起こるのかというと、
多大な自意識を持って相手と接するからです。

「相手に自分が見られている」という意識が強くなればなるほど身体は動かなくなります。
「失敗したら相手にバカにされる」こう強く思うと失敗が出来ません。
人間は失敗する生き物なので失敗が出来なければ何も出来ません。
失敗が出来ない人間はどうするか。失敗しないで住む世界へ「逃避」します。
そこは失敗という痛みのない安らぎの世界です。
ただそこに本当の人はいないので本当に欲しいものを得る事は出来ません。
だから楽だからと言ってそこに留まっていていいのか-

庵野監督が一番エヴァ時に悩まされていたのは
「対人コンプレックスを持つ自分に対するコンプレックス」
つまり③自意識に対するコンプレックスに他ならなかったのです。

次回はそういった庵野監督がエヴァ後にどうなったのかについて述べていきます。
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