赤マルジャンプ 2008 夏(過去ログ)

ジャンプ感想
11 /29 2008
少し遅くなりましたが、赤マルジャンプの感想を。
だってうちの地域入荷が1日遅れなんだもん・・・。
まぁ昨日手に入れても感想書く時間は無かっただろうけど。
読切には100点満点で点を付けてますが、客観性はあまり考えてなくてあくまで主観的なものなので、そこは留意してください。みんな違って当たり前なんだー。

袋とじ1 叶恭弘 ドキドキSUMMER BEACH

こ、これはあざとい・・・。
でも釣られちゃうのが悲しい男の性なんだなぁ・・・。
「びくんびくんの高揚がこの中に!!気をつけて丁寧に開けてね!!」
く、悔しい・・・でも(ry

福島鉄平 サムライうさぎ 特別編 50点

てっきりるろ剣の最終話みたいな話が載るのかと思ったら、
娘がメインの話で完全に意表を突かれました。
これはこれでアリだと思いますけど、
ごっちんと志乃の後日談が読みたかったという気持ちも少々・・・。
内容としては、
まずうさぎ道場が講武館を破ったら身分制が終わったという
つながりが全く分からない所が福島イズムですね。
普通に考えたら意味が分からないんですけど、
多分福島先生の中では侍の代表=講武館で、ラスボスな訳です。
で、ラスボスを倒したら世界は平和になる=身分制の終わり、という事なんだろうと。
もうそういう世界観だからしょうがない。

この読切でもサムライ・身分制=悪、自由・平等=善という
サムライうさぎの根底に流れる価値観に支えられたものになってました。
この価値観がなかなか受け入れられないんですよね。あまりにも露骨にそうなんで。
実際、現実にサムライが完全に悪だと思ってる人は少数でしょう。
点数が低いのはこの価値観にイマイチ賛同できないからですね・・・。
あとは福島先生の描く悪人はなかなか理解がしがたい所がマイナスですね。
もう少し人間味のある悪人になってくれたら感情移入できていいと思います。

連載中はサムライうさぎの超展開には楽しませてもらいました。
毎週感想を書くのが楽しかったです。
でも多くの人の支持を得るためにはどうして侍の精神性が
一般の人に支持されてるのかを勉強された方が良かったのかなと思います。
とにかく福島先生お疲れ様でした。次回作楽しみに待ってます。

土田健太 She Saw Game 65点

主人公の美しいものを撮るためなら手段を選ばないっていう点が
一歩間違えたらタシーロになる所を(それを感じさせる部分もあるけど)
ギリギリそういった印象にならないようになってるのはとりあえずプラス。
勧善懲悪は上手く表現されてて爽快感があります。
マイナスとしては主人公の特徴が多すぎるかなぁと。
鼻血はカットしても良かったような。
あと、斉藤はヒロインを引き抜きたいなら最初から部を潰せば良かったのではと思いました。

吉泉淳 ひみつの二ノ宮くん 70点

まず小ネタにいちいち笑ってしまいました。
1285位とかそんなにいないだろ・・・とか、3位C組ジャックってなんだよ・・・とか。
二ノ宮が優等生でないといけない理由が奨学金のためという
リアリティがあったのは良かったですね。

全体的に流れがスムースで矛盾を感じなかったです。
多少最初のバレる部分が軽率だったり、
最後藤井が撮った写真を出さなかったりした事に違和感を感じたりはありましたが。
カメラ小僧がShe Saw Gameに続けて出てくるっていうのは
なんて言うか掲載順をどうにかしないといけなかったんじゃなかろうか・・・。

暁月あきら LITTLE BRAVE プカテリオス 70点

べ、別にエロかったから点数が良い訳じゃないんだから勘違いしないでよねっ!!
連載作のM&Yでは同時期のラルグラドとかの影響で
エロシーンを制限されて散っていった暁月先生ですが、今回の読切は良かったと思います。
まず連載を凄い意識した作りなのと、バトルをあきらめて
エロに絞ったのが成功してるなと。
どうすれば主人公が必然的にエロい目に遭うかがよく考えられてます。
ただ、話を拡げるのがちょっと難しいかなと感じた部分はありました。
僕としてはとらぶるとダブル連載でも全然いいですけど、
とらぶるが終わった後がチャンスかもしれないですね。

堀越耕平 進化ラプソディ 60点

全体的に岩代先生っぽいなーと思いました。登場人物のノリが近い感じ。
話の流れはスタンダードですね。
主人公の思いが「生きたい」というポジティブな面だったのが良かったです。
最後が少々尻切れトンボになってるのは少し残念だと思います。

袋とじ2

ぬらりひょんの形容しがたいノリが面白かったです。島日本代表なんだ・・・。
ダブルアーツのスイはいいなぁ・・・まさしく悪女だけど。

水野輝昭 メタリカメタルカ 40点

主人公が敵陣に乗り込む時の足元が
ドクター中松が発明したジャンピングシューズみたいになってたり、
最後のキメる一番重要なシーンで主人公がメタルマリオ化していたり・・・。
水野先生ごめんなさい・・・笑っちゃいけないんだろうけど吹いた。
シルクの存在の必然性の無さとヘルメットみたいな髪型もいただけないかなぁと・・・。

細川順三 深山アン・ユーヂュアル 85点

やや詰め込み過ぎで漫画として読みにくい部分と、
市長がハネを狙う理由がイマイチ分からない
(ハネがいなくなっても捜査が無くなる訳じゃない)ので
読みにくくなってる点はあるんですが、その点を除けば素晴らしい内容だったと思います。
リィとハネがキャラとしてとても魅力的でした。ルーランも非常に良かったです。
キャラが生きてるって言うのはまさしくこういう事を言うんだって思うぐらい良かった。

そして「苦命」という存在を通して生きる意味、差別という
深いテーマに真剣に向かい合ったのも高ポイント。ラストもとても良かった。
これは他の赤マル作品と完全に一線を画してました。
作品としての深みが全然違うんですよね。
テーマがあったらなんでも面白い訳じゃないですけど、
テーマがあるとやはり深みが出ると思います。
個人的にはこのまま連載して欲しいぐらいです。
編集部の講評でもっと明るいテーマをと言われてるから
少年誌としては暗いのかもしれませんが、でもこんな作品が少年誌であってもいいと思います。
これからもそこは変わらないで伸びていって欲しいです。

吉原厚人 ハンペンマンって10回言って・・・あ、やっぱいいです。 65点

これはかなりハマりました。ギャグ漫画ってあまり読まないんですけど、
今年限定なら最近ジャンプ本誌に載ったギャクマンガ日和の次に面白かったです。
左腕のくだりを延々と引っ張るところとかチーズINSIDE™とか笑ってしまった。
ベタでクドいのが個人的にツボなんですよね。

「誰の髪型がサザ○さんみてーだって!?」

そもそも髪の毛が無いだろうと。

冬馬ゆうき・楽永ユキ 神様先生 50点

能力を数値として表すっていう設定が面白かったです。
ただ、才能と経験と数値化しておいて、どっちを優先するのかが曖昧になってたのが残念です。
結局合計して測るのかどうかも分からなかったし。
どうせ数値化するなら徹底して数値で全てが決まるようにした方が面白かったかもしれません。

話も強引な所が多かったです。
須春田先生が判子押した後に「認めんぞ!!」って乗り込んでくるのは無茶苦茶でしょ。
ここは脅しだって言うのがバレて乗り込んでくるなら分かるんですけど。
あと、なぎなた部の部員なんて剣道部からしたら要らないと思うんですけど、
なぜ無理矢理に引き込んだのかよく分からないです。
なぎなたは半身で構えるって言うのは幾ら剣道部の癖が付いてるとは言え、
なぎなたやってる人なら流石に普通に分かるんじゃないだろうかと思うんですが。
最後の一本取るところで捕捉で補完してるのもマイナスですね。
話の中に上手く組み込んで欲しかったです。

藍本松 宇宙外交販売員シャルメロ 30点

どうも藍本先生の描くちょっと抜けてるいい人に感情移入できないです。
登場人物は少ないんですけど、どのキャラにもあまり魅力を感じないというか・・・。
内容もミオが学校に通ってる理由が不明、サエコを襲うのを半年待った理由が不明、
襲うのがサエコじゃないといけない理由が不明とストーリーの必然性を感じません。
連載経験者でこの内容はちょっと寂しいかな・・・と。厳しめの見方になりました。

桜井建志 シンクろっ! 35点

本誌に載ったヤミコさんが結構面白かった記憶があるんですけど、
その時よりも勢いと絵で笑わせようとしてるように感じました。
その点で漫画の対象年齢が低くなってる気がします。
いい年して漫画読んでる僕から見たらちょっと子供向け過ぎるかなぁと。

岩本直輝 カラクリリンク 45点

絵が綺麗なのは良いですねー。
話としては主人公の緊張に共感がしづらい部分があるかなぁと。
そこを軸にされても感情移入できなくてちょっと困るかなと。
最後のキスはベタでよかったと思います。

今回は前回の赤マルと較べて、確実に1ランク上のレベルだったと思います。
漫画として完成度が高い作品が多かったです。次の赤マルも楽しみにしたいと思います!
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けった

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