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北方領土に関する小考

社会系評論
05 /17 2009
今日は昨今の「けいおん!」ブームに全く乗っからず北方領土の話をしたいと思います。
なお、あまり細かく調べた上の発言ではないですが
僕はおおむね正しいと勝手に思ってますので、
文句がある人はジャンプ感想事務局に連絡して下さい。(存在すれば)
(これからの文はぜんぶ語尾に~っぽいと付けて読むと
僕のニュアンスがよく伝わるかも!(やまなしさん風))

まだ居るのかいないのか知らないですけど、プーチン首相が来日して、
多分色々話し合われました。
その中に北方領土の話があったんですが、
いつものように取り立てて進展はなかったようです。

四島返還が日本の基本線なんですけど、ロシアは一時は一つも返さないって言ってて、
今は日ソ共同宣言に立ち戻って二島返還で考えていきたいらしいです。

僕としてはですね、プーチンがトップにいる時に交渉するのはタフで得策じゃないのかなと
漠然と思ってたんですけど、プーチンぐらい強引に国内を束ねてくれないと
交渉すらできないというのが正確みたいですね。
要はロシアの世論としては一つも返す気はない、もしくはまとまりようがないという事です。

そもそもなんでこんな事になったのかと言うと、
日ソ中立条約というのが戦時中に結ばれたんですけど、
それをソ連が破って侵攻してきていろいろ占領して、
その後の取り決めで返した部分もあったんですけど、
帰ってこなかった部分が北方領土という感じです。

これが火事場泥棒であることは間違いないんですけど、
少し細かい話をすると、日本側の人が北方領土の話をする時に言うのが、
「ソ連は日ソ中立条約に違反した」「北方領土は日本固有の領土」という二点です。

一点目の意見は事実なんですけど、
じゃあ日ソ中立条約に違反してなかったら、
そもそも条約が存在しなかったら占領して良かったのかよって言う話が残ります。
つまり、「二国間の約束を破った」のが悪いって話しかしないんですけど、
そうじゃなくて「他国の領土に侵攻して占領するのは世界的に見てしてはいけない」
という点が見過ごしにされているような気がします。

領土は生活の基盤なんで、当然守られないと国民の生活が成り立たないです。
それはどこの国でも一緒で、自分の国の場所を守って確定するというのは
同時に他の国の場所を認めるという事になります。
逆に領土侵攻を認めるとその国だけじゃなく世界の基盤が揺らぎます。
(覇権的行動を促す結果になるので)
要は領土侵攻は世界のために認めてはいけないはずなんです。

この問題で日本が折れてはいけないポイントは、
「当時のソ連の行動が侵攻だったことをロシアに認めさせる」この一点に付きます。

ロシアが自分達が悪かったとか思ってるかと言ったらかなり怪しいですよね。
戦争に負けた悪い国だから取ってもいいだろぐらいに思ってるような気がするんですよ
(あくまで推測)。

で、次に「北方領土は日本固有の領土」という話ですけど、
権利を主張する以上こう言うしかないのはしょうがないんですけど、これ間違いない!
って言い切れない感じですよね。

「国という観念が生まれてまだ数百年」とか言ったら
急激に左翼チックな話になってきたと警戒されそうですが、
あの辺はアイヌの人達が住んでましたよね。
というか北海道の地名はアイヌ語が由来してるのがほとんどだと思うので、
だいたい北海道ってアイヌ人から奪い取った土地ですよね。
かなり適当に言ってるので間違ってるかもしれないですが、
「固有の領土だから返せ」って言われたら
日本は返してもらった後アイヌの人に返さないといけなくなります。

アメリカ人にアメリカをインディアンに返せって言うようなもんです。
いや、僕は返した方がいいと思うんですけど、
あいつらマジ空気読めないから多分ずっとあそこにいるでしょうね。
(いつものアメリカ批判)

とまぁアメリカはどうでもいいんですけど、
一面として力が領土問題に左右してたのも事実だと思うんですよね。
ただですね、あの頃と較べてそういうのをあからさまにするのは止めよう
っていう世界的コンセンサスが少しずつ作られてきて現在があるとは思うんですね。

それでもまだ力関係が現存するのは事実で、今の日本の発言力とロシアを較べた場合、
日本の言い分が通るとは思えないんですよね。

というよりも、そもそも発言力を持つのは国家なんですけど、
今は日本人自体が国家の力を解体する方を選んでるんですね。
「官を排して民につけ」とか言ってるじゃないですか。

軍事費もムダだからカットしようとかやってるんですよね。
ロシア・中国・アメリカはたしか上がってるんですよ。
ヨーロッパは減らしてるんですけど、
それとてユーロ全体でやるから国別では減らそうって話だと思うんですよね。

ちょっとズレるんですけど、経済的にガタガタになったアメリカが軍事費を減らすかと言うと
そうではなくて、今までの権力を保持しようとしてより軍事に傾くと考えた方が自然です。
まぁもう軍事に頼るしかない状況です。
で、アメリカが増やしたら、他国もバランス上増やすしかないので、
全体的に軍事費は上がっていくはずです。
もちろん発言力は軍事力だけじゃないんですけど、
他国が増やしてる状況でキープもしくは減らしたら発言力は低下します。

まぁ要は日本人は自国の発言力とか一切考慮してないんですよ。
なのに領土問題になると思いついたように「国益」とか言い出して頑なになるんですよね。

日本人が日本を思い出すのはオリンピックとW杯とWBCと領土問題の時だけなんですけど、
確かに領土問題は国益に関わる一大事なんですけど、
それ以前に日本の在り方とか一切考えてないのに
領土問題の時だけ突っぱねるのはおかしいと思うんですよ。

国益って言ったっていろいろあるはずなのに、
だいたい言う時は「有形」の国益しか取り上げないんですよね。
確かに経済水域が拡がったり、そこにオイルがあったりしたら凄いメリットですけど、
延々と「無形」の国益を無視して生活に寄り添うのは妙です。

日本が単に生活に便利な場所なだけでいいなら
国境を取り払って世界で分業しろって話になる訳で、
国益とか言ってる「日本を大事にする」方々は是非それを主張すべきだと思うんですけどね。

北方領土自体の問題に戻るんですけど、現実として二つの道しかないと思います。

①二島で終わらす
②四島ともあきらめる

なぜ四島戻ってこないかと言うと、四島を主張すると時間が途方もなくかかります。
そうなると、今現実には四島はロシア領でロシア人が住んでるんだから、
「時間の効果」で逆にロシア領と認めざるを得ない状況になります。
時間がかかればかかるほど北方領土は「ロシア」に近づいていきます。
日本が日本領土だと主張してるのも
「日本人が昔住み着いてかなり経っているから」というのが理由なので、
理由はどうあれロシア人が住み着いて時間が経ったらロシア領になるのは普通です。

なら、二島で解決がいいのかと言うとそれが難しくて
かの行為が侵攻であったというのを認めさせて、
二島で手打ちって言うのは主張の意味が減る妥協なんですよね。
(結果としてロシア側のメリットを認める事になる)

それこそ「有形」の国益を優先するって言うある意味現実主義なんですけど、
ただゼロより2がいいって言うのも一面の真実です。

加えて言うと、二島で終わらせる場合は早めに決断しないといけなくて、
プーチンみたいに無理矢理でもまとめてる今しかない訳で、
プーチンの影響力が落ちると
ロシアは軽い混乱に陥ってそもそもまともな交渉が出来なくなります。

僕の中では結論が出ていない部分なので、どちらがいいのかは保留させてもらうんですけど、
とにかく「侵攻であった」ことは認めさせないといけない事は確かです。
これがどの程度の難易度なのかは外交官じゃないので分からないんですけど、
ロシアがあくまでも認めないなら四島を捨てる覚悟でも主張しないといけないと
僕は今は思ってます。

今言ったような積極的②と、①の選択は難しいのですが、
現実に起こる事はおそらく消極的②でしょう。

日本人は一体何が問題であったのかすら理解できずに
ソ連の侵攻は見過ごされソ連の約束破りをただ責め、
北方領土は日本固有の領土であると言い、
有形の国益だけを延々と世界の極東でつぶやいて気がついた時には
北方領土にロシアの風格が備わり、
「日本は交渉する価値すらない国だ、
いやそもそも国ですらない」とかバカにされてゲームセットです。

・・・あ、今から「けいおん!」の話していいですか?(手遅れ)
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